こんにちわ。吉祥寺卓球倶楽部で土曜・日曜とデザインやら何やらを担当している豊福（トヨフク）です。

卓球のゼッケンは、試合では必ず着用しなければいけないのですが、できればゼッケンもできればこだわりたいですよね。
そう思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、ゼッケンの生地に名前をプリントするのって特殊なプリンターが必要そうですよね。
もちろん、プリントサービスを行っているお店も多数あり、そういったお店に注文して印刷するのも１つの手段です。

でも、やっぱりチーム名のロゴを自由に入れたり好みの色に変えたりしたいですよね。

実は、印刷用のデータさえ作れてしまえば、家庭用のインクジェットプリンターでもゼッケンにプリントできちゃうんです！！
※ただし、顔料インクのプリンターが必要です。

今回私が使用するデータ作成ソフトは「 Illustrator CC（イラストレーター） 」、インクジェットプリンターには「 EPSON PX-405A 」で、もちろん顔料インクのプリンターです。
※おそらく染料インクのプリンターだと汗や水でインクが滲んでしまうと思います。

コンピューターは、Mac OSX Yosemiteです。

（１）まずは、新規ファイルを開く際にアートボードをゼッケンのサイズにする

私の場合、「幅253mm×高さ208mm」としました。
多少の誤差があるかもしれないので、予めご自身お持ちのゼッケンを測っておきましょう。

（２）ゼッケンをスキャンする

お手持ちのゼッケンをスキャナーでスキャンして、画像データにしておきましょう。

（３）ゼッケンの画像をアートボードに貼り付ける

画像の貼り付けは、Illustratorのアートボード上にゼッケン画像のファイルをドラッグしてくるか、「ファイル＞配置＞ゼッケン画像ファイル名を選択＞配置」で画像を貼り付けてください。

（４）レイヤーを分ける

ゼッケン画像は、あくまでレイアウトを確認するために使うだけなので印刷時には非表示にするため、レイヤーを分けておくと便利です。

そして、ゼッケン画像が存在するレイヤーはロックをかけておきましょう。

（５）名前・都道府県・チーム名を入力する

いよいよデザインセンスの見せどころですね。
お気に入りのフォントで名前と都道府県をゼッケン画像をもとに入力しましょう。
チーム名は、ロゴデータなどがあるとそれも使えますね。

私は、あまり色がゴチャゴチャしているのが好きではないので、2015年のゼッケンカラーでもあるイエロー系にしてみました。ただイエローだけだとみえづらいのでドロップシャドウ（影）を加えて少し立体的に浮き上がるようにしてみました。
インターネットで調べたところ、とくにゼッケンの文字の色に対して規定はなさそうだったのでおそらく問題ないかと思います。もし注意されたらごめんなさい（笑）

（６）背景に設定したゼッケン画像を非表示にする

貼り付けた画像を非表示にするには、Illustratoraのレイヤーウィンドウで、ゼッケン画像が存在するレイヤーの左横の「目のアイコン」をクリックして、レイヤーを表示されていない状態にするか、対象のレイヤーか画像データを選択している時に「⌘キーを押したまま３キー」で非表示にすることができます。または、ゼッケン画像を削除してしまってもOKです。

（１）用紙設定

ファイル＞プリント＞プリント設定＞用紙設定　で用紙設定ダイアログボックスを表示させて、対象プリンタはお手持ちのプリンターを選択、用紙サイズで「カスタムサイズを管理」を選択します。

カスタムサイズ設定画面が現れたら、左下の「＋」をクリックして任意の名前を入力し、用紙サイズは先ほど新規アートボードを開いた際に設定したサイズを入力しましょう。私の場合、幅253mm×高さ208mmなのですが、ゼッケンを縦に通したかったので「幅208mm×253mm」と逆にしています。
入力したらOKをクリックしましょう。

プリントダイアログボックに戻ったら、次は左下の「プリンター」ボタンをクリックし、プリントダイアログボックを表示させます。

プリンターにお手持ちのインクジェットプリンターを設定し、印刷設定＞用紙種類は「普通紙」でOK。印刷品質は「きれい」や「高精細」などを選んでおくとよいと思います。

（２）プリンターにゼッケンをセットする

ゼッケンのセット方向は、テストプリントなどをして仕上がりを確認してからセットしましょう。

（３）設定が終わったらプリントボタンをクリックして、実際に印刷してしみましょう！

家庭用インクジェットプリンターで名前を印刷した卓球協会ゼッケンがこちら。

画面上よりだいぶ薄くなってしまいましたが、まずまずの仕上がりです。予め、薄くなることを想定してカラーは濃い目に設定しておいた方がよさそうです。

ちなみに、名前を黒で印刷するとこんな感じで、「礼武道場」のロゴデータ（aiデータ）を使用したケースです。

なかなかいいですよね。
ぜひ、皆さんもこだわりのゼッケンを作ってみてください！！

▼顔料インクのインクジェットプリンターはこちらです。